タイトルの「4645」は、一般的に「しらせ」あるいは「よろよろ」と読まれることで知られている。数字を使った語呂合わせは、野田洋次郎が得意とする遊び心あふれる手法の一つだ。「4649(よろしく)」の一歩手前を意味する不器用な距離感の表現なのか、あるいは言葉通り「知らせ」を届けるメタファーなのか。ファンの間でも長年議論が交わされてきた。
楽曲内で描かれるのは、想いをうまく伝えきれない主人公の苛立ちと切なさだ。完結しない数字の並びそのものが、未完成な感情のグラデーションを見事に体現している。整然としたロジックではなく、揺れ動く感情をそのまま数字のタイトルに昇華させたセンスに、彼の非凡なリリシズムが覗く。