芸能界引退後の夢眠ねむは、夫の知名度に頼ることなく、一人の経営者・文化人として着実にその地位を築き上げています。その活動の中心にあるのが、東京・下北沢に構える夢眠書店です。
2026年現在の夢眠書店は、単なるタレントショップの枠組みを完全に脱し、全国の読書愛好家や教育関係者から高く評価されるセレクト書店として定着しています。「これからの読者を育てる」という明確なコンセプトのもと、来店予約制を導入。子連れの家族や静かに読書を楽しみたい人々が、周囲を気にせず本と向き合える空間設計を徹底しています。書店に並ぶ本は、夢眠ねむ自身が1冊ずつ丁寧に目を通し、子どもから大人まで心に響く作品だけを厳選したものです。
さらに夢眠ねむ現在の活動は、書店経営にとどまりません。自身がキャラクターデザインを手掛けた「たぬきゅんフレンズ」のキャラクタープロデュースをはじめ、児童書の執筆や編集、食文化に関わるエッセイの連載、さらには出身地である三重県伊賀市の観光大使としての地域創生ビジネスなど、多角的な事業を展開しています。
彼女の成功要因は、「元アイドル」という看板を売りにするのではなく、美大出身(多摩美術大学情報デザイン学科卒業)ならではの確かな審美眼と、緻密なブランディング力にあります。経済的にも精神的にも夫から完全に独立したプロフェッショナルであるからこそ、対等で健全な夫婦関係が持続しているのです。