警察の枠組みを離れた彼が立ち上げた「一般社団法人スクールポリス」は、教育現場における危機管理のあり方を根底から再定義しようとしている。子どもたちが日常的にスマートフォンを手にするようになった今、ネット上のいじめや犯罪被害は校門の届かない場所で静かに進行する。
学校や保護者が追いつけないデジタルリスクに対し、元刑事の目線で具体的な防犯教育を提供する試みは各所で大きな反響を呼んでいる。単に「危険だから使うな」と制限するのではなく、リスクの構造を可視化し、自分自身で身を守る判断力を養う。防犯・セキュリティ産業の新たな潮流として、この取り組みは地域の安全網を再構築しつつある。