法隆寺を建てた人は聖徳太子で、想像を絶する目的に納得! | かっこいい有名人研究所

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法隆寺を建てた人は聖徳太子で、想像を絶する目的に納得! | かっこいい有名人研究所にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

約1400年前に創建された法隆寺には、長い歴史の間にさまざまな出来事がありました。

斑鳩寺が法隆寺の元の名前

法隆寺は斑鳩寺(いかるがでら)という別名があります。

実は、創建当初は斑鳩寺と呼ばれていました。

法隆寺は奈良県生駒郡斑鳩町というところにあります。

601年、聖徳太子はこの地に斑鳩宮(いかるがのみや)を造営しました。

当時の法隆寺は斑鳩宮の隣に建てられたお寺なので「斑鳩寺」という名称になったのです。

法隆寺という名称が初めて文献に登場するのは670年のことです。

なぜ斑鳩寺と呼ばれなくなってしまったのでしょうか?

622年に聖徳太子が亡くなった後、聖徳太子の子・山背大兄王(やましろのおおえのおう)の一族が斑鳩宮で暮らしていました。

しかし、643年に蘇我入鹿によって斑鳩宮は焼き払われてしまい、山背大兄王一族も斑鳩寺で自決してしまいました。

これで聖徳太子の一族の血は途絶えてしまったのです。

おそらく、聖徳太子の一族を滅ぼした者たちは、聖徳太子一族を連想させる「斑鳩」という呼び方を使いたくなかったので名称を変えたのではないでしょうか。

しかし、「法隆寺」という名称の由来は未だ分かっていません。

法隆寺には本当に謎が多いのです。

建てられたのは607年という説が濃厚

607年に法隆寺が建てられたという説が濃厚です。

その根拠となっているのが、『顕真得業口訣抄』『古今目録抄』などの文献にある「推古2年起工15年完成」という文章です。

推古2年(594年)から建築を始め、推古15年(607年)に完成したということになります。

しかし、『興福寺年代記』による推古7年説(599年)や、『興福寺略年代記』による推古21年説(613年)など諸説あります。

いずれにしても法隆寺金堂の釈迦如来三尊像が623年に造像されているため、それより古いことは間違いないでしょう。

全焼して再建された過去

現存している法隆寺は、火災で消失した後に再建されたものと言われています。

明治時代の半ばまで、法隆寺の建物は聖徳太子が創建した建物がそのまま残っていると伝わっていました。

しかし、『日本書紀』に670年に法隆寺が全焼したと書かれていたため、現存している建物は再建されたものであるという意見が出たのです。

平安時代の文献では法隆寺は和銅年間(708年〜715年)に立てられたとあり、法隆寺中門の仁王像も711年に作られたものであることから、少なくとも8世紀初頭には再建された可能性が高いでしょう。

再建を否定する意見もあります。

近年の研究で、法隆寺五重塔の心柱の木材の伐採年代が660年〜670年であることが分かりました。

そのため、『日本書紀』で全焼と言っているのは正しくない可能性があるのです。

火災そのものがなかった、または火災はあったが全焼はしてないことが考えられます。

法隆寺の再建についてはさまざまな意見があり、今でも研究が進められています。

未だ分からないことが多いのも、人々が法隆寺に惹きつけられる理由かもしれませんね。

世界遺産に登録中

1993年、法隆寺は同じ地域にある法起寺(ほっきじ)とともに、「法隆寺地域の仏教建造物」としてユネスコ世界遺産に登録されました。

日本で最初に登録された世界遺産の1つであり、姫路城・屋久島・白神山地と同時です。

法隆寺が世界遺産に登録された理由は次のとおりです。

  • 世界最古の木造建築物であるため
  • 日本と大陸の文化交流を知ることができるため
  • 仏教伝来初期の建造物であり、後世の仏教建造物に影響を与えたため

法隆寺の五重塔は、塔の中心を通る心柱をあえて揺れる構造にすることで、地震の際の揺れを吸収する仕組みになっています。

心柱だけでなく、各階も互い違いに揺れるという二重の耐震構造なのです。

飛鳥時代の建造物とは思えない、考え抜かれた構造ですよね。

この仕組みは東京スカイツリーにも使われているそうです。

法隆寺では建築物以外にも、国宝「釈迦三尊像」「薬師如来坐像」「四天王立像」「毘沙門天・吉祥天立像」や、重要文化財「阿弥陀三尊像」など貴重な文化財を見ることができます。

なかでも、法隆寺夢殿にある国宝「救世観音像」は聖徳太子がモデルと伝えられています。

夢殿の中で700年近く人目に触れることのなかった仏像で、現在でも毎年春と秋に行われる特別開帳でしか見ることができない秘仏です。

私は偶然にも特別開帳の時期に行ったため、この救世観音像を見たことはとても印象に残りました。

一体どのような顔をしているのか、気になる方はぜひ特別開帳に合わせて足を運んでみてください。

渡辺 美咲
Author

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。