激しいロックチューンと対をなすLUNA SEAの大きな魅力が、壮大でドラマティックなスローナンバーです。オペラ歌手にも匹敵する声量と表現力を持つRYUICHIの歌声は、切ない旋律において比類なき輝きを放ちます。
1994年の名盤『MOTHER』の表題曲である『MOTHER』は、INORANのアコースティックギターとSUGIZOのバイオリンが優美に交錯する、バンドの精神的支柱ともいえる名バラードです。母性や大いなる愛をテーマにした世界観は、ライブの終盤で演奏されるたびに深い感動を呼び起こします。
また、2000年にリリースされたシングル『gravity』は、映画のワンシーンを想起させる静謐なアンビエントサウンドと哀愁漂うボーカルが融合した傑作です。静かに熱を帯びていくアレンジメントは、後続のポストロック勢にも通じる普遍的な美しさを宿しています。さらに、ライブのラストを飾る定番曲『LOVE SONG』や、重厚なストリングスが響き渡る『UNTIL THE DAY I DIE』など、心を激しく揺さぶるバラードの宝庫となっています。