一般的に「汁気がないのがドライカレー、挽き肉を使っているのがキーマカレー」と認識されがちだが、現代のレシピにおいてはその境界線が曖昧になっている。しかし、調理プロセスを紐解くと本質的な違いが見えてくる。
キーマカレーは、あくまで「素材」に焦点を当てた分類だ。そのため、スープ状のキーマカレーも存在すれば、汁気を限界まで飛ばしたドライなキーマカレーも存在する。対してドライカレーは「状態」に焦点を当てた言葉だ。水分をほとんど使わずに具材を炒め合わせる、あるいはご飯と一緒に炒め上げる。この「水分量の少なさ」こそがドライカレーの絶対条件なのだ。