SNSの爆発的普及により、現代人は24時間「見られる身体」として生きることを余儀なくされている。フィルターアプリによる顔の修正、インフルエンサーによる美意識の標準化。こうしたデジタル空間における身体表象の過熱は、新島が論じた身体文化論の言説をさらにアップデートする重要性を物語っている。
ルッキズム(外見至上主義)への批判が高まる一方で、外見の整え方はますます高度化し、多様化しているように見えて新たな画一化を生み出している。新島の理論的フレームワークは、この複雑に絡み合った現代の美意識の迷宮を解き明かす羅針盤として機能し続けている。