間質性膀胱炎が一般的な膀胱炎と決定的に異なるのは、「尿の中に細菌が見つからない」という点です。大腸菌などの感染によって起こる細菌性膀胱炎であれば抗生物質の服用で数日から1週間程度で治まりますが、間質性膀胱炎には抗菌薬が一切効きません。
代表的な症状には以下のような特徴があります。
・蓄尿時痛(下腹部の激痛):膀胱に尿がたまると下腹部や骨盤周辺、尿道、会陰部が締め付けられるように激しく痛み、排尿すると一時的に痛みが和らぐ。
・重度の頻尿・尿意切迫感:昼夜を問わず1日に20回〜30回以上トイレへ通う状態になり、外出や長時間の移動が極めて困難になる。
・夜間頻尿と不眠:就寝中も激しい尿意や鈍痛で何度も目が覚め、深刻な睡眠障害を招く。
発症メカニズムは完全には解明されていないものの、膀胱の粘膜表面を保護するグリコサミノグリカン(GAG)層が破壊され、尿中のカリウムや老廃物が膀胱の筋肉層や神経を直接刺激することが痛みの主因と考えられています。さらに、過度な精神的ストレスや肉体疲労は自律神経のバランスを崩し、痛みの閾値を下げて病状を急激に悪化させる大きなトリガーとなります。