巨漢ゆえに過去数シーズンでジャッジを苦しめてきたのが斜腹筋や足首の怪我だった。しかし、ここ数年の肉体改造と打撃メカニクスの微修正により、その懸念は完全に払拭されたと言ってよい。今季のジャッジは、構えの段階で右足(軸足)へスムーズに体重を乗せ、体幹の捻転差を最小限の負荷で爆発させるフォームを確立している。
無駄な力みが削ぎ落とされたことで、急激な変化球への対応力が向上しただけでなく、体への局所的な負担が劇的に減少した。162試合という過酷な長丁場を休むことなく戦い抜くコンディショニング体制が整ったことこそが、毎試合変わらぬハイパフォーマンスを維持し続ける最大の原動力となっている。