平等院は四季折々の自然美も見事ですが、特に名高いのが春の「藤の花(ノダフジ)」です。阿字池のほとりに広がる樹齢280年以上の藤棚は、例年4月下旬から5月上旬に見頃を迎えます。長さ1メートル以上にも及ぶ紫色の花房が垂れ下がり、新緑と鮮やかな鳳凰堂の朱色と重なる風景は、宇治の春を象徴する絶景です。
また、秋の紅葉シーズンなどを中心に開催される夜間特別拝観「瑞光照歓(ライトアップ)」(2026年の開催日程は公式サイトで順次発表)も見逃せません。暗闇の中に浮かび上がる鳳凰堂と、水鏡のように凪いだ阿字池に映り込む「逆さ鳳凰堂」のシンメトリーは息を呑む美しさで、昼間とは一変した幽玄な世界が広がります。