そもそも、アイロンをかけた際になぜ服の表面がテカってしまうのか。その最大の理由は、熱と圧力によって繊維の表面が押し潰され、平らになった部分が光を一定方向に反射してしまうからだ。特にウールやポリエステルなどの素材は熱に弱く、直接高熱のプレートを押し当てると致命的なダメージを負ってしまう。
国家資格を持つクリーニング師によれば、テカリを防ぐ基本は「適度な蒸気」と「適切なクッション性」の両立にあるという。当てる布が熱のダイレクトな伝達を和らげ、水分を含んだスチームを均一に分散させることで、繊維の立ち上がりを維持したままシワだけを美しく伸ばすことが可能になる。