音楽性のみならず、ビジュアル面でも「I Want It That Way」は時代を決定づけました。監督のウェイン・アイシャムが手掛けたミュージックビデオのロケ地は、ロサンゼルス国際空港(LAX)の航空機格納庫です。
全員が純白のコーディネートに身を包み、ボーイング727型機のタラップを背景に歌い踊る姿は、当時のボーイズグループ・カルチャーの象徴的アイコンとなりました。格納庫という無機質で巨大な空間と、待ちわびる無数の熱狂的ファンが押し寄せる演出は、彼らが直面していた過密なツアースケジュールとグローバルな狂乱をリアルに反映しています。
このMVのアイコニックな演出は、後にコメディドラマ『ブルックリン・ナイン-ナイン』の取調室シーンでパロディ化され、SNSやTikTokを通じてZ世代やα世代の間でもバイラルヒットを記録しました。時代を超えてミーム化され親しまれる親しみやすさこそが、この映像作品の持つ普遍的な魅力です。