造形の黄金比率だけで人は恋に落ちるわけではない。女性が本気で魅了される顔立ちの筆頭に挙げられるのが、情感を宿す「目元」の表現力だ。一重であれ二重であれ、黒目の輝きや目尻の余韻、眉から鼻筋にかけての立体的な陰影が、見る者に強い印象を残す。決して派手な主張ではなくとも、静かに相手を見つめる際の眼光に宿る揺らぎが、色気と知性を醸し出す。
さらに見逃せないのが、輪郭から唇にかけての繊細なラインだ。シャープなエラや引き締まったアゴのラインは男らしさを演出する一方で、潤いと適度な肉厚感を持つ唇は柔らかさを印象づける。硬質さと軟質さという対極の要素がひとつの顔の中に同居していることこそが、惹きつけられてやまない魅力を生み出している。