同じような失敗や挫折を経験しても、すぐに気持ちを切り替えられる人がいる一方で、深い惨めさを引きずってしまう人もいます。そこには、惨めな人の特徴として共通してみられる特定の思考パターンが存在します。
代表的な思考の罠として挙げられるのが「減点方式の完璧主義」です。100点満点のうち90点を達成していても、不足している10点ばかりに目を向け、「これができない自分は無価値だ」と全否定してしまう傾向があります。白黒思考やゼロサム思考に囚われ、「成功者か敗者か」「勝つか負けるか」の二元論で世界を見てしまうため、わずかな躓きでも敗北感を強く味わってしまいます。
もう一つの特徴は、「他者承認への依存度の高さ」です。自分の価値を自分で認められず、「人から賞賛されているか」「社会的に認められているか」だけを自己評価の基準にしていると、他者からの肯定的な反応が途切れた途端に心が折れ、深い劣等感と惨めさに飲み込まれてしまいます。