メディアもこの急激な変化に強い関心を寄せている。NHKの看板自然番組『ダーウィンが来た!』などの高品質なサイエンスドキュメンタリーでも、都市で必死に生き抜く彼らの驚くべき工夫や抱える危機が特集され、大きな反響を呼んだ。
海外のネイチャーニュースでも、都市環境の急変が生態系に与える影響として日本の事例が取り上げられる機会が増えている。最新の研究では、都市の騒音によって鳴き声の周波数を変えてコミュニケーションをとったり、駅前商店街の人工的な構造物を巧みに利用して巣作りを試みたりする健げな姿が観測されている。しかし、そうした個体の努力だけでは、減少の波を食い止めるには限界がある。