洗車傷の主な原因は、ボディ表面に残った砂粒やホモリをマイクロファイバークロスで引きずってしまうことにある。ブロワーによる大風量水切りは、非接触で水分を飛ばせるため、この摩擦リスクをゼロに抑え込めるのが最大の強みだ。
効果的な作業の極意は「重力と風向きの一致」にある。水滴は必ず高い場所から低い場所へと吹き落とす。ルーフから始め、ガラス、ボンネット、サイドパネル、そして最後に足回りの順で一方向に風を送るのが基本だ。ノズルとボディの距離は20〜30センチを保ち、斜め45度の角度で滑らせるように風を当てると、コート剤で弾けた水滴が生き物のように滑り落ちていく。
洗車・ボディケア用品との相乗効果も見逃せない。撥水コーティングが施工された車両であれば、わずか数分でボディ大半の水取りが完了する。最後に残った微小な水滴だけを大判クロスで軽く押さえるように吸水すれば、拭き上げ作業にかかる時間は従来の半分以下へと短縮される。