トラブルの最大の中心地となっているのが、世界中で絶大なシェアを誇るポケモンカードゲームの販売現場だ。新パックの発売日には二次流通市場で定価の数倍から数十倍という異常なプレミア価格がつくことが常態化。これにより、世界的なトレーディングカードゲーム投資の波に乗った転売業者や「転売ヤー」と呼ばれる個人が大量になだれ込む結果となった。
一部の悪質なグループは組織化され、アルバイトを雇って行列に並ばせる「打ち子」の手法を駆使して限定商品を根こそぎ回収していた。結果として、本当にカードを楽しみたい子どもたちやプレイヤーの手には届かず、二次流通サイトで高値で取引される悪循環が定着。こうした転売騒動の過熱が、店舗前での摩擦を決定的なものにしたと言える。