親子連れの声が弾むキッズフロアには、従来の商業施設に見られたような「単に子供を遊ばせるだけのスペース」はない。そこにあるのは、五感を刺激する木育(もくいく)体験エリアや、地域のクリエイターが講師を務めるワークショップ空間だ。
多摩産の材木を贅沢に使った室内遊具施設では、子供たちが裸足で駆け回り、親同士が自然と会話を交わしている。日曜日に子どもと訪れていた30代の父親は、「雨の日でも思い切り身体を動かせるし、質の高い教育的イベントが毎週ある。ここに来れば間違いがないという安心感がある」と笑顔を見せる。次世代を育む場としての役割を果たすことで、単なる顧客にとどまらない強固なファン層を築き上げている。