スポットライトを浴びる瞬間の昂揚感と、表現を突き詰める孤独。その両方を噛み締めながら、佐藤は穏やかなトーンで言葉を紡ぐ。「グループにいるときの自分と、ひとりの役者として立つ自分。どちらも嘘偽りのない本質ですが、求められる熱の注ぎ方はまったく違います」と語る瞳には、迷いの影が見当たらない。
激しいダンスナンバーでもブレない歌唱力と、ふとした瞬間に見せる求心力。ステージ中央に立つ重圧を誰よりも知る男は、それをプレッシャーではなく「生かされている実感」へと変換してきた。メンバーとの信頼関係を土台にしながらも、個としての表現力を磨き上げることに対して、彼はどこまでも貪欲だ。