2026年の金曜ロードショーが業界に与えた最も大きな衝撃は、創立100周年を迎えたウォルト・ディズニー・カンパニーとの強力な連携と、9月29日に放送されたTVアニメシリーズ『葬送のフリーレン』の初回2時間スペシャルでした。
日本テレビは秋から冬にかけて『プリンセスと魔法のキス』『ズートピア』『メリー・ポピンズ リターンズ』などを連続編成。ディズニープラスという自社プラットフォームを持つディズニー側にとっても、地上波金曜ロードショーが持つ「普段配信サービスに課金していないマス層・ファミリー層への認知拡大力」は無視できない強力な宣伝回路であることを再確認させました。
さらに、『葬送のフリーレン』の初回2時間放送という前代未聞の試みは、従来の「映画枠」という概念を「大型プレミアムコンテンツ発信枠」へと拡張させました。深夜帯アニメの第1話をゴールデン・プライム帯の映画枠で全国ネット放送するという大胆な戦略は、SNSで世界トレンド1位を獲得し、その後の社会現象的な大ヒットを決定づける歴史的な布石となったのです。