コマセの撒き方は釣果に直結する技術だ。
基本は仕掛けと同調させることだ。ウキを投入する直前にコマセを撒き、潮に乗せて流す。この時、コマセ杓の遠投性能が重要になる。柄の長さは70センチから80センチが標準で、カップは直径12センチ前後が使いやすい。マルキューの「パワーバッカン」やダイワの「トーナメントバッカン」は、多くの釣り場で見かける定番商品だ。
配合エサの比重調整も重要だ。潮が速い時は重めに、緩い時は軽めに調整する。グレパワーVやチヌパワーといった集魚材を基本に、パン粉やさなぎ粉で比重を変える。水深や潮流を読み、仕掛けとコマセが同じ層を流れるように計算する。
実釣では撒く量とタイミングが釣果を分ける。5分から10分間隔で規則的に撒き続けることで、黒鯛の回遊パターンを作り出す。一度に大量に撒くよりも、少量を頻繁に撒く方が効果的だ。