SNSの普及やメンタルヘルスに関する情報のアップデートが進んだ昨今、成人してから自身の特性に気づく人が増えている。「自分は人と話すのが好きなのに、なぜかいつも友達が離れていく」「よかれと思ってした発言で場が凍りつく」。こうした長年の生きづらさの背景に、このタイプ特有の認知パターンがあったと知ることで、救われる人がいる一方で、複雑な葛藤も生まれている。
周囲との摩擦を繰り返した結果、うつ病や適応障害、強い対人不安といった二次障害を発症するケースも少なくない。「関わりたいのに壊してしまう」というジレンマは、本人の自尊心をじわじわと削り取る。単なる「空気の読めない人」というラベル貼りで終わらせず、専門的な診断やカウンセリングを通じた自己理解の機会を設けることが不可欠だ。