水ミミズを発見した際、最も冷静に見極めるべきは「本当に水ミミズなのか、それとも有害なプラナリアなのか」という点です。両者は見た目こそ似ていますが、水槽内の生態系に与えるインパクトは天と地ほどの差があります。
結論から言えば、水ミミズ自体に直接的な害(毒性や魚への寄生・食害)はありません。むしろ、メダカ、アカヒレ、小型テトラ、グッピーといった水ミミズを食べる魚にとっては、活きの良い極上の天然生餌となります。しかし、だからといって放置して良いわけではありません。水ミミズが大量発生している環境そのものが「水質悪化・富栄養化」に陥っており、水中のアンモニアや亜硝酸濃度の上昇、溶存酸素量の低下を招いているためです。
特にエビ水槽における水ミミズ対策は急務です。ミナミヌマエビやビーシュリンプは水ミミズを捕食できず、水ミミズが好むような富栄養化環境はエビにとって致死的な水質悪化を意味します。「水ミミズを放置していたら稚エビが全滅した」というトラブルの真因は、水ミミズの攻撃ではなく、水質悪化による脱皮不全やアンモニア中毒にあります。