Q1:市販のかゆみ止め軟膏だけで治すことはできますか?
A1:一時的に痒みを抑えることは可能ですが、根本的な原因である静脈血のうっ滞(血流障害)を解消できないため、完治させることはできません。放置すると徐々に色素沈着や皮膚硬化が進むため、早期に医療機関で血流の検査を受けることを推奨します。
Q2:一度ついてしまった茶色い色素沈着(黒ずみ)は完全に消えますか?
A2:うっ滞性皮膚炎の色素沈着は、漏れ出た赤血球由来の鉄分(ヘモジデリン)が皮膚深部に沈着したものであるため、完全に元の肌色へ戻すことは難しいとされています。しかし、早期に下肢静脈瘤の治療や圧迫療法を行うことで、これ以上の悪化を防ぎ、時間をかけて徐々に色調を目立たなくさせることは可能です。
Q3:ドラッグストアで買える着圧ソックスでも代用できますか?
A3:軽度のむくみ予防には役立ちますが、医療目的の治療としては不十分な場合があります。医療用弾性ストッキングは足首からふくらはぎにかけて正確な圧力勾配が設計されており、医師の診断に基づいた適切なサイズ・圧力の処方が治療効果を高める鍵となります。
Q4:どのような症状が出たら緊急で受診すべきですか?
A4:患部が赤く腫れ上がって熱を持ち、強い自発痛や発熱を伴う場合は「蜂窩織炎(細菌感染症)」の疑いがあります。また、皮膚が深くえぐれて潰瘍化している場合も放置すると壊死が進行するため、直ちに皮膚科または血管外科を受診してください。