この爆発的ヒットの背景には、一度見たら忘れられない緻密な世界観と独特のデザイン哲学が存在する。彼らは地球から遠く離れた「モケケ星」からやってきた「へんてこひょろなが怪獣」という設定を持っており、その風変わりなビジュアルが若者を中心に強いインパクトを与えた。
デザインを手掛けたプロのキャラクターデザイナーは、従来の「可愛い」という概念をあえて外し、ひょろひょろと長い腕や足、何とも言えない表情の目を前面に押し出した。抱きつき癖があるというユニークな設定に従い、手の平部分にはスナップボタンが取り付けられており、バッグの持ち手や腕に巻き付けることができる仕様になっている。
このシンプルでありながら機能的なアイデアが、若者の所有欲を強力に刺激した。カバンに複数匹ぶら下げて歩くスタイルが街中で定着したことが、初期の認知度急上昇に大きく寄与したと言えるだろう。