本作の作詞・作曲・編曲を手掛けた中田ヤスタカは、Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅの楽曲において、前衛的なサウンドデザインと大衆的なキャッチーさを高度に融合させてきました。『キミに100パーセント』においても、その手腕は遺憾なく発揮されています。
音楽理論的に見ると、本作は跳ねるようなシンセベースと明るいメジャーコードの進行を基調としながら、メロディの音域は過度に広くなく、子どもから大人まで誰でも歌いやすいレンジに設計されています。歌詞検索サイトの「歌ネット」や「うたてん」等で歌詞カードを確認すると分かるとおり、難解な漢字や抽象的な修辞技法を極力排し、「ひらがな」の響きとリズムの心地よさが徹底的に計算されています。
さらに、サビ部分の振り付け・ダンスは、両手を前に押し出すような直感的でキュートなアクションで構成されており、幼稚園や保育園のお遊戯会、運動会の定番曲としても広く普及しました。視覚・聴覚・身体動作の三位一体となった構造が、楽曲の寿命を決定的に伸ばしたといえます。