ブヨの攻撃方法は、針を刺す蚊とは根本的に異なる。鋭い口器で皮膚を「噛み切り」、滲み出た血液をすするのだ。そのため、刺された直後〜数時間以内に、赤い腫れの中心部に針先ほどの小さな血の点、いわゆる「出血点」が肉眼で確認できる。
蚊の場合は数分〜数時間で痒みのピークを迎えるが、ブヨは刺された瞬間には痛みをほとんど感じないことが多い。麻酔作用のある唾液成分を注入しながら吸血するためだ。しかし、半日〜翌日になると一転して、刺された部位が熱を帯びて硬く腫れ上がり、夜も眠れないほどの激痛と猛烈な痒みに襲われる。