「以前はとにかく大容量のハイボールやサワーを早飲みするのが飲み放題の醍醐味でしたが、今は違います」。渋谷区内でネオ居酒屋を経営する佐藤裕樹氏(42)は語る。同店が2026年初頭から導入したのは、日本各地の小規模醸造所から直送されるクラフトビール12種類が楽しめるプレミアムプランだ。
価格は90分で3,500円と、従来の相場より高めに設定されている。しかし、予約は週末ごとに埋まるという。利用客の30代女性は「質の高いビールを少しずつ色々と試せるのが魅力。酔い潰れるためではなく、味の発見を楽しむために利用している」と話す。大量消費型のベタな飲み会から、知覚的・感覚的な満足感を求める「量から質へ」のシフトが鮮明だ。