最優秀防御率のタイトルを手にするには、決して回避できない絶対条件が存在する。それが「規定投球回数」の到達だ。NPBではチームの年間試合数と同じイニング数(144回)を投げる必要がある。どんなに防御率が0点台であっても、この回数に1アウトでも届かなければタイトルの権利は得られない。
シーズン終盤、タイトル争いが大詰めを迎えると、1登板ごとの自責点が数値に大きなインパクトを与える。首脳陣の起用プランや登板間隔の調整、さらにはチームの順位争いと連動した戦略が命運を分ける。夏場の疲労を乗り越え、最終盤まで質の高いピッチングを維持し続けられるメンタルと身体の強さこそが、称号を勝ち取る鍵となる。