走りにおける最大の違いは、搭載されるパワートレインのラインナップとシャシー補強にあります。アルファードには扱いやすく経済性に優れた2.5L直列4気筒NAエンジン(2AR-FE)が設定されているのに対し、ヴェルファイアには専用の2.4L直噴ターボエンジン(T24A-FTS)が搭載されています。このターボユニットは最高出力279ps、最大トルク430N・mを発生し、低回転域から圧倒的なトルクで巨体を軽快に加速させます。
さらに注目すべきはシャシーのチューニングです。ヴェルファイアには、ラジエターサポートとサイドメンバーを繋ぐ専用の「フロントパフォーマンスブレース」が標準装備されており、ステアリング操作に対する車体の応答遅れを極限まで低減しています。足回りも専用のスプリングレートとショックアブソーバーの減衰力特性が与えられており、ロールを抑えた引き締まった乗り味を実現しました。
一方のアルファードは、微小な振動を滑らかにいなすサスペンション設定となっており、後席に乗るゲストの頭部の揺れを最小限に抑える「フラットで滑らかな乗り心地」を追求しています。ロードノイズの遮断性や路面の段差を乗り越えた際のアタリの柔らかさではアルファードが一枚上手であり、乗り心地の違いは後席に乗員を乗せた際に最も顕著に現れます。