兄・英夫氏が資産管理や独自事業で激動の渦中にあった一方、次男の盛田昌夫(もりた まさお)氏は、ソニーグループの現場で着実にキャリアを積み重ねていました。
アメリカの大学を卒業後、ソニー本体に入社した昌夫氏は、主にコンテンツビジネスや音楽事業で手腕を発揮。ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)の取締役やCOO、関連子会社の代表などを歴任し、アーティストの発掘やデジタル配信の黎明期における事業構築に深く貢献しました。
昌夫氏は兄の経営するレイカヤンの事業やリゾート投資とは一線を画しており、一族の負債トラブルに直接巻き込まれることはありませんでした。その後ソニーグループの役員を退任して独立し、自身の知見を活かしたコンサルティング事業や文化関連の活動へと軸足を移しています。