SNSを中心に人気が過熱しているのが、シャインマスカットサンドイッチ萌え断の演出です。Instagramで2万人以上のフォロワーを持つパティシエらの投稿でも、カットした瞬間の美しさが注目を集めています。しかし、一般家庭で試すと「切る段階でマスカットが押し出されてクリームが崩れる」「断面の並びがガタガタになる」といった失敗が頻発します。
美しい断面を作り出す秘訣は、クリームの硬度設計と綿密な設計図にあります。生クリームには動物性(乳脂肪分42%以上)を使用し、マスカルポーネチーズを2〜3割配合して気泡の保形性を高めます。パンの上に果実を並べる際、カットする対角線や直線上に粒のセンターが正確に位置するよう配置し、ラップの外側に油性ペンで「切断ライン」の印をつけておくことが現場の常識です。さらに、冷蔵庫で最低2時間は寝かせて油脂を冷やし固め、包丁を約50度のお湯で温めて刃先の水分を拭き取ってから、一気に引き切りすることで、一切の潰れがないエッジの立った断面が完成します。