頑固な便秘を鍼で根本改善!薬に頼らず腸を動かす自律神経の新事実

頑固な便秘を鍼で根本改善!薬に頼らず腸を動かす自律神経の新事実

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数ある経穴(ツボ)の中でも、臨床現場で即効性の高い主軸として選ばれるのが腹部の天枢(ST25)と下肢の足三里(ST36)である。これらは単なる経験則上のポイントではなく、現代の神経解剖学から見ても理にかなった重要拠点だ。

臍の両脇に位置する天枢(ST25)は、第10・11肋間神経の支配領域にあり、ここへの刺鍼刺激は腹壁の筋肉層を介して大腸の神経叢へと波及する。臨床現場では、天枢へ通電(低周波鍼通電療法)を行った直後から下行結腸やS状結腸の収縮波が活発化し、滞留していた便塊が直腸側へとスムーズに移動を始める現象が確認されている。

一方、膝下の外側にある足三里(ST36)は、深腓骨神経を介して胃・十二指腸・大腸全体の運動機能を整える万能穴として機能する。過敏性腸症候群(IBS)のように腸が痙攣して便が出ないタイプに対しても、弛緩して押し出す力がないタイプに対しても、足三里への刺激は腸管の内圧を適正化する「双方向性の調整作用」を発揮する。専門家がこれら2つのツボを組み合わせることで、施術中から腹鳴が起こり、当日から翌朝にかけて自然な便意が訪れるケースは珍しくない。

高橋 健太
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高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。