益若つばさのビジュアルを語る上で避けて通れないのが、日本中を席巻した『Popteen』時代のドール系スタイルだ。黒目を際立たせるカラーコンタクトレンズ、ボリュームのある重ねづけまつげ、明るいヘアカラー。彼女が発信したスタイルは若者のバイブルとなり、経済効果は数百億円規模に達したと言われる。
だが、彼女は過去の成功体験にとどまらなかった。時代が令和へ移り変わる中、メイクアプローチをドラスティックに変化させていく。つけまつげの引き算、素肌感を活かしたベースメイク、絶妙なニュアンスカラーの導入。自ら手掛ける美容ブランド『Dolly Wink』や『CandyDoll』のアイテムも、自身の年齢と時代の変化に合わせて進化を遂げた。「顔が変わった」という第一印象の裏には、自らの顔を実験台として時代の最前線に立ち続けるクリエイターとしての挑戦がある。