毎年10月下旬から12月上旬にかけて開催される嵯峨野トロッコ列車紅葉ライトアップ事業は、秋の京都におけるハイライトの一つだ。闇夜に照らし出される鮮やかな朱色や金の紅葉が、漆黒の保津川の川面に映り込み、昼間とは一変した艶やかな雰囲気を醸し出す。
夜間特別運行の車内では照明が一時的に落とされ、光と影が織りなすファンタジックな空間演出が施される。沿線に植樹された数千本のカエデが黄金色に輝く瞬間、乗客からは自然とため息が漏れる。嵯峨野トロッコ列車が誇るこの夜間鑑賞イベントは、秋の旅のハイライトとして旅情を極限まで高めてくれる。