耳の奥で響く音は、決して一様ではない。「キーン」「ピー」という金属的な高音もあれば、「ブーン」「ジー」という地鳴りのような低音、さらには心臓の鼓動に同調して「ドクドク」と波打つ拍動性のものまで多種多様だ。
こうした音の特性は、障害を受けている部位を如実に物語っている。高音域の不快感は主に内耳の有毛細胞の損傷やストレスが引き金となることが多く、若年層から高齢者まで幅広く発症する。一方で低音域の響きは、中耳や内耳の「気圧調整機能」や「リンパ液の過剰」が原因となっているケースが目立つ。
NHK健康チャンネルなどの医療解説でも強調されている通り、音の「高さ」と「聞こえ方」の変化に注意を払うことが、早期診断への第一歩となるのだ。