市販タレの頂点を争うエバラ、叙々苑、モランボンの3社ですが、その設計思想と味わいには明確な違いがあります。
長年愛されるエバラ「黄金の味」の評判を支えているのは、りんご果汁ではなく「すりおろしりんごのピューレ」を贅沢に使用している点です。肉にタレがしっかり絡むドロッとしたテクスチャーと、甘み・酸味・辛さの黄金比が、子どもから大人まで誰にでも好まれる理由となっています。
一方で、叙々苑の焼肉のタレの口コミでは「自宅で食べるお肉が一瞬で高級店の味に変わる」「甘みが強めだが、脂の乗った牛肉と合わせると至福」と絶賛の声が目立ちます。みりんと砂糖による芳醇なとろみがあり、お肉を焼く前に軽く揉み込んでおく「下だれ」としても抜群の威力を発揮します。
そして、食通や料理愛好家から圧倒的な支持を集めるのがモランボンです。モランボン「ジャン」の決定的な違いは、徹底した「生」へのこだわり。一般的なタレが加熱殺菌によって常温保存を可能にしているのに対し、ジャンは要冷蔵の非加熱充填。薬味や醤油の風味が一切損なわれておらず、お店で調合したばかりのような瑞々しさを体験できます。