三笠は日本の指定有形文化財であると同時に、国際的にも極めて高い海洋文化遺産としての評価を確立しています。世界中で保存されている数多くの歴史的艦船の中でも、以下の3隻は「世界三大記念艦」として並び称されています。
【世界三大記念艦の一覧】
・イギリス「ヴィクトリー号(HMS Victory)」:トラファルガーの海戦(1805年)でネルソン提督が指揮を執った世界最古の現役海軍艦。
・アメリカ「コンスティチューション号(USS Constitution)」:1797年進水、米英戦争で活躍し「オールド・アイアンサイズ」の愛称を持つ木造フリゲート艦。
・日本「記念艦三笠」:日露戦争(1905年)で東郷平八郎元帥が率い、歴史的な勝利を収めた現存唯一の前弩級戦艦。
19世紀末から20世紀初頭にかけての製鋼技術や造船技術を伝える産業遺産としても、世界で唯一現存する前弩級戦艦である三笠は極めて貴重な存在です。海外の軍事・歴史ファンが横須賀を訪れる際の最重要目的地として選ばれ続けているのも、この比類なき国際的価値があるからです。