デストロイヤーの名が日本の歴史に刻まれた決定打は、1963年5月24日に行われたWWA世界ヘビー級選手権、力道山デストロイヤー伝説の一戦です。日本テレビ系列で生中継されたこの試合は、歴代屈指の平均視聴率67.0%(瞬間最高視聴率は70%超)という驚異的な記録を打ち立てました。
日本中の視線がブラウン管に釘付けとなる中、力道山を極限まで追い詰めたのが必殺の「足四の字固め(フィギュア・フォー・レッグロック)」でした。一度極まれば骨が軋み、脱出困難とされるこの関節技は、デストロイヤーの強靭な下半身と的確なポジショニングによって全国の子供たちやファンに強烈なトラウマと畏怖を植え付けました。
多くの昭和プロレス覆面レスラーが来日する中でも、力道山の最後のライバルとして国民的記憶に焼き付いたデストロイヤーの存在感は、まさに別格と言えます。