アンダーグラウンドの匂いを色濃く残しながらも、彼女たちの音楽は軽やかにメインストリームへと浸透した。大きな契機となったのが、社会現象を巻き起こしたTBSテレビ系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』のオープニングテーマ曲だ。一度聴いたら耳から離れないキャッチーな仕掛けと毒気を含んだポップネスで、茶の間のリスナーを一気に虜にした。
映像世界との親和性の高さはその後も証明され続け、Netflixのオリジナル作品をはじめとする映画やドラマ、舞台への楽曲提供が相次ぐ。さらに音楽シーンを驚かせたのが、Mr.Childrenのスタジアムツアーへの参加だ。桜井和寿をはじめとする百戦錬磨のバンドメンバーが並ぶ巨大なステージで、小春はたった一台のアコーディオンを携えて堂々と渡り合い、数万人規模のオーディエンスを圧倒した。