140個のリストは永久不滅ではない。記録的な高潮や豪雨をもたらし、甚大な人命・財産被害を引き起こした台風の名前は、二度と使われないよう「引退(除名)」させられる規則が存在する。
被災国の要請を受けた台風委員会が年次総会で審議し、除名が決定すると、その名前はリストから永久に削られる。過去には日本や東南アジアに甚大な被害を与えた名称が幾度も退けられてきた。悲惨な災害の記憶を思い起こさせる苦痛を和らげると同時に、将来の気象研究や災害記録において同名の台風と混同しないための実用的な配慮だ。除名された枠には、名前を提案した国が新しい名称を補填する規則になっている。