改めてあの写真を分析してみよう。ゴールドの細フレームのメガネ、絶妙な角度でカールされたヘアスタイル、そして何よりも、若者らしい初々しさを一切排除したかのような落ち着き払った表情。着ている緑色の着物も相まって、新成人というよりは「地元選出の地方議員」か「スナックのママ」、あるいは「PTA役員」の会合写真にしか見えない。
彼女の代表的なギャグである「角野卓造じゃねーよ!」や「マイケル・ムーアじゃねーよ!」といったツッコミの土台は、すでに二十歳の時点で完成されていたことがよく分かる。この写真が公開されるたび、視聴者は彼女のコメディアンとしての天性の素質を感じずにはいられない。狙って撮ったわけではない、という事実がさらに笑いの純度を高めている。