現場の観戦体験と情報発信を根本から変えたのが、インターネットライブ配信プラットフォーム「Labo Live」の積極的な導入である。メインアリーナの複数コートに自動追尾カメラや定点配信用端末が設置され、予選リーグから決勝トーナメントまでの熱戦が高画質でライブ中継されるようになった。この取り組みは、現地に足を運べないファンや関係者に試合の熱気を届けるだけでなく、選手自身による即時のフォーム分析や戦術の振り返りを可能にした。
映像アーカイブの蓄積は、地域のスポーツ振興産業にも好影響を与えている。地元企業によるバナースポンサーの参入や、用具メーカーとのタイアップ企画がオンライン配信を通じて可視化され、大会運営の財政基盤が強化されている。地方の単独大会でありながら数千、数万の再生回数を記録する試合も珍しくなく、デジタルテクノロジーが地域スポーツビジネスに新たな価値を創出している好例といえる。