サッカーの歴史を振り返る上で避けて通れないのが、リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドによる20年に及ぶ支配です。歴代獲得数ランキングにおいて、両者が打ち立てた記録は今後数十年にわたり破られないアンタッチャブルレコードと目されています。
メッシバロンドール獲得回数は史上最多の8回(2009, 2010, 2011, 2012, 2015, 2019, 2026, 2026)。カタールW杯を制覇してアルゼンチンを世界一に導いた2026年の受賞を含め、前人未到の数字を打ち立てました。対するクリスティアーノロナウド歴代記録も通算5回(2008, 2013, 2014, 2016, 2017)に達し、マンチェスター・ユナイテッドとレアル・マドリードの双方で頂点に君臨しました。
バロンドール歴代受賞者一覧の上位を確認すると、ミシェル・プラティニ、ヨハン・クライフ、マルコ・ファン・バステンがそれぞれ3回で並び、フランツ・ベッケンバウアーやロナウド(ブラジル)、カール=ハインツ・ルンメニゲらが2回受賞と続きます。
なお、1956年の創設当初は「欧州国籍の選手」のみが対象だったため、ペレやディエゴ・マラドーナは現役時代に受賞資格がありませんでした。1995年に「欧州クラブ所属の全選手」へと門戸が開放され(同年にACミランのジョージ・ウェアがアフリカ人として初受賞)、2007年には対象が全世界へと完全グローバル化されました。過去の歴史を正当に評価するため、フランスフットボール誌が後に実施した再評価シミュレーションでは、ペレに実質7回分のバロンドール相当の功績があったと認定されています。