チワワシリーズの終焉後、同社が次に仕掛けた決定打が、女優の大地真央を起用した「そこに愛はあるんか?」シリーズだ。女将に扮する大地真央と、板前役の今野浩喜が繰り広げるシュールで予測不能なコント仕立ての世界観は、チワワ時代に匹敵する、あるいはそれ以上のブランドアイコンとして定着した。
可愛らしさで親近感を獲得した平成のチワワから、ナンセンスな笑いと圧倒的なインパクトで認知を奪う令和の女将へ。アプローチは180度異なるように見えて、根底にある「視聴者のガードを下げ、感情をダイレクトに揺さぶる」という戦略的意図は完全に一本の線で結ばれている。