Q1:ADHDの人は全員、IQ(知能指数)が高いのでしょうか?
A1:全員が高いわけではありません。ADHD当事者の全検査IQの分布自体は一般的な平均と変わりません。ただし、IQの構成要素ごとの差(言語理解や知覚推理は高いが、処理速度やワーキングメモリが低いなど)の落差が非常に大きいため、特定の場面で極めて高い知性を発揮する人が多く見られます。
Q2:日常的なケアレスミスが多いのに「賢い」と言われる理由は何ですか?
A2:脳のワーキングメモリ(一時記憶)のキャパシティと、高次の概念思考・問題解決能力は別々の脳領域が担当しているためです。スケジュール管理や鍵の紛失といった単純な管理が苦手でも、本質的な課題の発見やクリエイティブな戦略立案では卓越した能力を見せることが多いためです。
Q3:自分が2E(ギフテッド×発達障害)かどうかを確かめるにはどうすればよいですか?
A3:精神科や心療内科、専門の心理臨床相談室で「WAIS-IV」などの包括的な知能検査を受けるのが有効です。全体のIQスコアだけでなく、各指標の群指数の差(ディスクレパンシー)を専門の臨床心理士・公認心理師に分析してもらうことで、自身の突出した知性とサポートが必要な弱点を客観的に把握できます。