中学生の睡眠時間は何時間?6時間の落とし穴と学力・身長の新常識

中学生の睡眠時間は何時間?6時間の落とし穴と学力・身長の新常識

中学生の睡眠時間は何時間?6時間の落とし穴と学力・身長の新常識について知っておくべき ポイントを厳選して解説いたします。

「朝何度起こしても布団から出られない」「午前中は顔色が青白く、だるそうにしている」という状態が続く場合、単なる夜更かしの夜型化と決めつけるのは危険です。その背後には、思春期特有の身体疾患である起立性調節障害と朝起きられない原因が潜んでいるケースが珍しくありません。

起立性調節障害(OD: Orthostatic Dysregulation)は、第二次性徴に伴う急速な身体の成長に自律神経系の発達が追いつかず、循環器の調整が乱れる疾患です。通常、人間は起床時に交感神経が働き、下半身の血管を収縮させて脳へ十分な血液を送り届けます。しかし、起立性調節障害を発症していると、この血圧調整が正常に機能せず、脳血流が急激に低下します。

その結果、重度の立ちくらみ、めまい、激しい頭痛、倦怠感が生じ、文字通り「身体が鉛のように重くて起き上がれない」状態に陥ります。特徴的なのは、午後から夕方にかけて自律神経のバランスが回復し、夜になると元気になる点です。この時間変動が原因で、家族や教員から「夜更かししているからだ」「気持ちがたるんでいる」と誤解され、叱責によって子どもが自尊心を失い、不登校や二次的な適応障害へと追い込まれるケースが後を絶ちません。

午前中に著しい不調があり、無理に起こすと動悸や吐き気を訴える場合は、頭ごなしに叱るのではなく、まずは小児科や専門外来を受診して血圧や自律神経の検査を受ける選択が必要です。

阿部 裕樹
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阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。