バイクの世界における「チョッパー」は、独自の美学を持つカスタムスタイルを指す。その起源は1950〜60年代のアメリカにまで遡る。
チョッパーバイクの最大の特徴は、市販車の不要なパーツを「Chop(切り落とす)」して軽量化を図り、走行性能や個性を追求した点にある。フロントフェンダーを取り払い、重たいシートを削り、無駄を極限まで削ぎ落としたスタイルが始まりだった。
その後、以下のような象徴的なカスタム要素が加わり、ひとつの確立されたジャンルとなった。
- ロングフォーク:前輪を支えるフロントフォークを極端に長く延長する。
- エイプハンガーハンドル:腕を高く掲げるような高い位置のハンドルバー。
- シーシーバー:シート後方に高く垂直に伸びる背もたれ兼荷物固定バー。
- リジッドフレーム:リアサスペンションを排除し、フレーム直付けにした無骨な車体。
特にハーレーダビッドソンをベースにしたチョッパーカスタムは、名作映画『イージー・ライダー』(1969年)に登場する「キャプテン・アメリカ号」の大ヒットによって世界中に拡散した。自由と反逆の象徴として、現在も世界中のバイカーを魅了し続けている。