現在のチームを語る上で欠かせないのが、クラブのレジェンドである長谷部誠が植え付けたプロフェッショナリズムの精神だ。ピッチ内外での徹底した自己管理、試合の流れを冷徹に読み切るインテリジェンス、そしてどんな劣勢でも揺るがない精神的タフネス。彼が背中で示し続けた基準は、今もドレッシングルームの隅々にまで深く根付いている。
かつて長谷部が担ったディフェンスラインの統率と精神的支柱の役割は、若きリーダーたちへとしっかりと引き継がれた。激しいプレッシャーに晒される大一番でも崩れない守備組織の規律は、フランクフルトというクラブの強固なアイデンティティとして息づいている。