「ドリンクは腹が膨れるし、トイレが近くなる。錠剤なら一瞬でキマる」
都内の大学に通う男子学生(21)は、平然とそう語る。彼が愛用するのは、海外製の個人輸入サプリメントだ。1錠あたり200ミリグラム。これは一般的なドリップコーヒー約3杯分に相当する。これをエナジードリンクで流し込むのが、テスト期間中の「定番ルーティン」だという。
液体から摂取するよりも、錠剤は胃での吸収が早く、血中濃度が急激に上昇しやすい。この「即効性」こそが罠だ。脳が覚醒する快感と引き換えに、心臓への負担は爆発的に跳ね上がる。若者たちは自らの命を前借りしていることに、気づいてすらいない。